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今月の最新記事「シールとメンテナンス(6)」

2019年1月1日発行  NO.03-59

新シール概論(2)シールとメンテナンス(6)

  • 5.2 シール製品の取出し及び装着時の注意事項(続き)
    • 4) シール製品は製造業者からの納入品の場合(機器メーカーからの純正部品が必須です)には、製品を包装袋から取り出し、3)のa)をチェックしてから、理想的には使用流体で洗う、または適合性のあるグリースを薄く塗布する。装着時には、シール製品が治具を使用する場合であっても相手面の当たる箇所にもグリースを塗布することも肝要です。
    • 5) 装着時に途中にねじやスプラインなどがある場合には、専用の治具(一種のカーバー的なもの)を利用すること、また装着時にシール製品の位置の姿勢をチェックすることも重要です。
      専用治具例を図6に、チェック例を図7に示します。
      図6 ねじ(またはスプラインなど)の影響を防ぐ治具例
      図6 ねじ(またはスプラインなど)の影響を防ぐ治具例
      図7 装着時のシール製品の姿勢チェック例(Oリングのばりがねじれている例。Oリングのばり位置のチェック例で、この図はねじれている悪い例を示す。)
      図7 装着時のシール製品の姿勢チェック例

6. 使用者でのシール保管条件
通常、交換する製品を工場内である程度の数量を事前に購入して保管する場合には、適切に保管しなければなりません。その保管条件を以下に示します。

  • 1) 温度:貯蔵温度は、一時的な天候により高温になる場合も含め、38℃以下にするべきです。また製品は、ボイラーやラジエーター、直射日光のような直接の熱源から隔離しなければなりません。貯蔵温度が室温から低温の場合には、貯蔵された製品が柔軟性を欠いていて、変形などの可能性があります。従って、製品が室温まで上がってから使用してください。
  • 2) 湿度:相対湿度は、貯蔵中の温度変化に影響されます。ウレタンゴム製品では湿度は65%以下が望ましい。
  • 3) 光:シール製品は光源(特に太陽光線や紫外線を含む人工灯)から保護する必要があります。貯蔵室の窓には、赤やオレンジのコーティングを施したカーテンをつけるのが望ましい。
  • 4) 放射線:貯蔵製品に損害を与えるようなイオン化された放射線源からの保護が必要です。

(続く)

取扱い製品について

NKリング
ふっ素ゴムをふっ素樹脂で被覆した画期的なOリング
NKジョイントリング
英国NES社の誇るふっ素ゴムつなぎOリング
TESNIT
スロベニアDONIT TESNIT社製の高品質ジョイントシート
その他の各種シール製品

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