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シールとメンテナンス(3)

2018年10月1日発行  NO.03-56

新シール概論(2)シールとメンテナンス(3)

3. シールメンテナンスの役割(続き)
しかも悪いことに、これらコンタミはどうしてもシール製品部に集まり易い。その結果、コンタミの発生が、シール製品のトラブルへとつながるのは明白です。従って、コンタミを如何になくするかと言うことが、シールのメンテナンスにおいて重要な役割となります。

なお、空気圧機器は油圧機器と少し様子が異なります。現在、空気圧機器は、メンテナンスで部品を交換することができない構造となっています(解体してシール部品を交換することが不可能である場合が多い)。

したがって、メンテナンスとして、各機器の予備を準備しておき、機器自体を取り換えることが必要となります。

空気圧機器で、従来と大きく変わってきた事項は、潤滑システムです。以前は、補助機器として、オイラー、フィルター、ドレンなどを用いた給油タイプが主流でした。工場内では、大型の圧縮機で発生させた空気は、オイラーで潤滑され、工場内で配管を経由し、空気圧機器の給油した状態で送られていました。当然ですが、オイラーへの給油や配管内で蓄積された水や油などを含む流体を定期的にドレンから排出することも重要なメンテナンスでした。

しかしながら現在は、無給油で作動できるタイプの空気圧機器が主流となってきたことから、これら補助機器をなくしたシステムが多くなり、かつ空気質についても、乾燥した空気が使用され始めて、メンテナンスも大きく変わってきました。これらは、環境に対して排出される空気も改善できることから導入が増えています。

4. シール製品の寿命に関して
油空圧機器に使用されているシール製品は、ゴムを主流とした化学製品であり、いずれにしても使用開始から劣化が伴う製品であることを認識することが必要です。通常、機器に使用されているシール製品は、各機器メーカーが適切な部品を選定して組み立てて市場に出しているので、間違った使用をしなければ、その機能は十分保障されています。

シール製品の寿命に影響を与える大きな要素には次のものなどがあります。

  • 1) 温度
  • 2) 圧力
  • 3) 使用時間
  • 4) 使用頻度(サイクルや切り替え回数等)
  • 5) 使用環境(コンタミなど)

運動用途で使用されているシール製品は、摺動距離と同時に使用圧力、使用サイクルなどにより、摩耗が異なってくるのは当然で、一概に寿命を推定するのは困難です。従って、使用者側での使用実績が重要になります。初めての使用では、定期点検のサイクルを短くしてこまめにチェックし、故障が起こりそうな時期を早めに突き止める必要があります。

(続く)

取扱い製品について

NKリング
ふっ素ゴムをふっ素樹脂で被覆した画期的なOリング
NKジョイントリング
英国NES社の誇るふっ素ゴムつなぎOリング
TESNIT
スロベニアDONIT TESNIT社製の高品質ジョイントシート
その他の各種シール製品

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