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グランドパッキン(2)

2019年4月1日発行  NO.03-62

新シール概論(2)グランドパッキン(2)

1.

  • 1) ブレードパッキン(編組パッキン)
    ブレードパッキンは、繊維質材料を適切な編み方(八つ編み、袋編み、格子編み)で断面角形のひもを編み、これに用途や目的に応じて潤滑剤、目地材、減摩剤、表面処理剤等を含浸したもので、編組パッキンとも呼ばれています。
    繊維質材料としては、耐熱性、耐薬品性、耐摩耗性、低摩擦性、自己潤滑性、熱放散性等、いろいろ特徴のあるものが使用されています。
    その内、代表的なものとしては、炭素繊維、木綿、麻、PTFE繊維、ガラス繊維、金属繊維、ポリアミド繊維などがあります。ただし、従来多く使用されていました石綿は使用禁止となっています。
    このブレードパッキンの特徴には
    • (1) 柔らかく、弾力性に富んでいる。
    • (2) 摩擦抵抗が小さい。
    • (3) 取扱い性が容易。
    • (4) 経済性が高い(材料費及びメンテナンス費用を総括して)。
    • (5) 適切な材料を選定することにより、広範な用途に使用できる。
    しかしながら、その反面、次の欠点もあります。
    • (1) 潤滑油が流出し易く、その後硬化して摩擦特性が変動する。
    • (2) 緻密性に欠け、ガス系流体のシール性に難がある。
    • (3) クリープ特性が大きく、増し締め調整作業の頻度が多い。
    繊維質材料を適当な太さに紡糸し、これを編み組みする方式には八つ編み、袋編み、格子編みの3種類があります。
    いずれの編み方にも一長一短があるため、用途により使い分けすることが必要です。
    図2 編組編み機の一例
    図2 編組編み機の一例
    八つ編みは、適当数束ねた8本の糸を編み上げたもので、比較的柔らかいパッキンが得られます。3㎜~9㎜角程度の比較的細物に適した編み方で、バルブや小口径の低速回転用シールに向いています。
    袋編みは、糸を数本束ねたものや、細い組みひもを心材として、その表面を袋状に編み上げていくもので、編み組工程を繰り返せば幾らでも太いパッキンが得られます。比較的硬く、緻密性も高いため、バルブや往復動ポンプのシールに向いている。またサイズが太くなるので、かつ表面が平滑なため、25㎜角以上の太物を使用する回転機器に適しています。

(続く)

取扱い製品について

NKリング
ふっ素ゴムをふっ素樹脂で被覆した画期的なOリング
NKジョイントリング
英国NES社の誇るふっ素ゴムつなぎOリング
TESNIT
スロベニアDONIT TESNIT社製の高品質ジョイントシート
その他の各種シール製品

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