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グランドパッキン(7)

2019年9月1日発行  NO.03-67

新シール概論(2)グランドパッキン(7)

(1) ポンプ用に使用する場合(続き)

  • 2. シャフトの性状
    高速回転するシャフトは、パッキンに材質によってかなり傷つき、また摩耗します。金属はくパッキンを使用したり、また扱う流体の中に硬いチップやスラリーを含むとその摩損度合が大きくなります。摩耗したパッキンは容易に取り替えられますが、シャフトの摩耗は漏れ量の増大を招くだけではなく、シャフトの交換には多大な費用が要します。
    従って、シャフトの材質を硬くするか、または表面硬質クロムめっきやセラミックコーティングを施すことに効果があります。なおシャフト表面仕上げはRa0.4以上が望ましい。
  • 3. 冷却方式
    高速回転するシャフトは、どのようなパッキンを使用しても摩擦熱をなくすることはできない。この摩擦熱はパッキンを硬化、変質させ、更に焼き付けを起こす要因にもなります。
    この摩擦熱を減少させる工夫が冷却方式です。冷却方式の例を図4に示します。(図書:密封装置の選定のポイントから)
    図4 冷却方式の二例
    図4 冷却方式の二例
  • 4. 締付圧力と許容漏れ
    1リングずつパッキンを詰めてから、スパナで軽く均等に締め込み、ポンプを始動させる。始めは内部流体がかなり漏れ出てくるが、そのまま運転し、その後、締付ナットを1/12回転ずつ回していき、 シャフト径25mmに対して10~20ml/min(1秒間に3~6滴程度の漏れ)の漏れ量になるように30分間ならし運転を続ける。スタフィンボックスの上部の温度が異常に上がっていないことを確認してから、更にナットをさらに1/12回転ずつ締め込み、漏れ量が3~6mml/min(1秒間に1~2滴)になるように調整する。ただし、内部流体が毒性物質であったり、臭気の強い流体などには、ほとんど漏らさないように強めに締め付けることが多い。
    いずれせよ、潤滑性のある液状物質を一定量漏らしながら運転するのが回転シールの原則です。
  • 5. 軸振れ
    原則は、軸振れは0.07mm以下です。

(続く)

取扱い製品について

NKリング
ふっ素ゴムをふっ素樹脂で被覆した画期的なOリング
NKジョイントリング
英国NES社の誇るふっ素ゴムつなぎOリング
TESNIT
スロベニアDONIT TESNIT社製の高品質ジョイントシート
その他の各種シール製品

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