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設計

2019年10月1日発行  NO.03-68

新シール概論(2)メカニカルシール(1)

今までにあまり説明(取り上げていなかった)しなかったシールについて更に述べていきます。今回はメカニカルシールです。

1. メカニカルシールについて
該当するJIS規格には次のものがあります。

JIS B 2405 メカニカルシール通則

この規格の適用範囲には「この規格は、一般に使用するメカニカルシールの性能、構造、寸法、取付機器と精度、性能試験及び表示に関する事項について規定する」となっています。
なお、使用材料に関しては、附属書1付表2に材料表示が規定されています。あくまでも該当する材料の表示のみであり、材料自体の内容の規定はありません。それら材料は

  • (1) シールリングのシール端面の材料
  • (2) メイティングリングのシール端面の材料
  • (3) シールリング側の二次シール材料
  • (4) メイティングリング側の二次シール材料
  • (5) ばね又はベローズの材料
  • (6) その他材料(カバープレートとスリーブを除く)

他方、パッキン及びガスケットなどの用語を扱っている規格であるJISでは次の説明がされています。

JIS B 0116 パッキン及びガスケット用語

  • 端面シール:軸にほぼ垂直な二つの平面間の接触圧力によって、回転部分の密封を行うシールの総称。アキシャルシールともいう。
  • メカニカルシール:端面シールの一種で緩衝機構を有するシールユニット

ただし、この規格ではシールの図示はされていなくて、用語のみです。
いずれにしても、単体のシールではなく、密封装置というものであることが言えるシールです。
すなわち、端面シールを基本としてこれらに種々の部品が加わった回転シールの装置(ユニット)です。
図1に代表例(基本構造)を示します。

図1 メカニカルシールの基本構造(出典は最新シーリングテクノロジーから)
図1 メカニカルシールの基本構造
(出典は最新シーリングテクノロジーから)

図1では先ほど述べました1.(5)のばね又はベローズの材料のうちばねを使用した構造です。

(続く)

取扱い製品について

NKリング
ふっ素ゴムをふっ素樹脂で被覆した画期的なOリング
NKジョイントリング
英国NES社の誇るふっ素ゴムつなぎOリング
TESNIT
スロベニアDONIT TESNIT社製の高品質ジョイントシート
その他の各種シール製品

以上の詳細はホームページに記載していますので、是非ご覧ください。
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